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2025年はWindows10サポート終了|Windows11へのバージョンアップが必須の理由

windows更新画面 windows

Windowsを使っていると、「セキュリティ更新プログラムのお知らせ」や「アップデートのお知らせ」といった通知がありますよね。その通知を無視して使っていないでしょうか?

または、その通知が来なくなるほど昔のWindowsを使い続けていないでしょうか。そのような使い方は安全にWindows、パソコンを使うという点ではあまりよくないことです。

今回は、Windowsのサポートとは何?やサポートが切れると何がよくないのか、Windowsのライフサイクルについて記載します。

Windowsのサポートとはなにか

問い合わせとWindowsの各種修正プログラムを無償提供する仕組み

「サポート」という言葉から連想すると、「何か困ったことがあったら相談に乗ってくれる窓口があるだけかな?」と思うかもしれません。

Windowsのサポートとは、Windowsを開発するMicrosoft社が下記を無償提供する仕組みのことです。

  • 動作や不具合に関する問い合わせ受け付け
  • Windowsに関連する各種修正プログラムの配布
    • 新機能更新、機能改善
    • バグ修正、問題解決
    • セキュリティの更新

Windowsを使っていて通知が来るのは、無償の修正プログラム提供について、Microsoftからお知らせが届いているということなんですね。

ライフサイクル:サポートの開始/終了と期間

マイクロソフトの製品は発売後、最低5年間のメインストリームサポートと最低5年間の延長サポート (合計最低 10 年間) が提供されます。

サポート内容期間
メインストリームセキュリティ更新プログラム、修正プログラム、仕様変更、新機能の追加など、該当する Windowsのすべてのサポートが受けられる製品がリリースされてから最低5年間
延長サポート無償はセキュリティ更新プログラムの提供のみ。
セキュリティ更新プログラム以外のサポートは有償。
メインストリームサポートが終わってから5年間(製品がリリースされてから最低10年間)

サポートが終了すると、無償および有償のサポート、セキュリティ更新プログラムの提供、仕様変更、新機能のリクエストなどが終了してすべてのサポートが受けられなくなります。

以下にWindows製品、バージョンとそれぞれのサポート終了日をまとめました。

製品と
バージョン
サポート開始日サポート終了日延長サポート
終了日
Windows 11
 Version 24H2
2024年10月1日2026年10月13日
Windows 11
 Version 23H2
2023年10月31日2025年11月11日
Windows 11
 Version 22H2
2022年9月20日2024年10月8日
Windows 11
 Version 21H2
2021年10月4日2023年10月10日
Windows 102015年7月29日
(Version 1507)
2025年10月14日
(Version 22H2)
※ESU提供
Windows 8.12013年11月13日2018年1月9日2023年1月10日

(最新の情報は下記Microsoft社ページを参照ください)
Windows 11 Home and Pro – Microsoft Lifecycle | Microsoft Learn
Windows 10 Home and Pro – Microsoft Lifecycle | Microsoft Learn
Windows 8.1 – Microsoft Lifecycle | Microsoft Learn

上記の表からわかるように、Windows10より前のWindowsはすでに延長サポートを終了しており、Windows10も今年(2025年)にはサポートが終了します。

Windows10は特殊なライフサイクルポリシーを適用

Windows10は特殊な製品で、上述の固定的なライフサイクルで運用されず「モダンライフサイクルポリシー」に従ってサポート提供されます。2025年10月14日で通常のサポートは終了となり、それ以降はESU(拡張セキュリティアップデート)という有償プログラムにてセキュリティ更新プログラムの提供を受ける選択肢が残されます。

有償プログラムの費用は、年間のサブスクリプション契約となっており、初年度は1デバイスあたり61USドル、翌年は倍、翌々年はさらに倍となるものです。企業でお使いなどで、どうしてもパソコンを入れ替えられない事情があれば別ですが、一般ユーザーの方としてはあまり考えられない選択かと考えます。

サポートが切れると何が問題なのか

サポートが切れるとリスク

脆弱なパソコンの利用継続は危険

延長サポートが切れるとセキュリティ更新プログラムすら受けられなくなります。

個人レベルの話はニュースにもなりませんが、毎日のように企業の情報漏洩やクラッカーによる不正アクセスがニュースで取り沙汰される世の中です。人によって考え方やその深刻さは異なるかもしれませんが、セキュリティ・ホールなどのバグが発見されていてもその修正はできず、またセキュリティ更新プログラムも受けられない状態というのは、全世界に向けて脆弱なままに放り出された状態であり、今のインターネット社会においてはとても危険なように思います。

Windowsライフサイクルに対してどう対応していくか

サポート期間中は適時更新を適用して安全に使用する

まずサポート期間が切れるまでの間、Windowsのサポート通知は確認のうえ、きちんと適用するようにしてお使いください。

そして延長サポートが切れる時期が訪れると、そのWindowがリリースされて10年ほどの年月を経ているということです。そのWindowsを搭載しているパソコンはおそらく長期間使用したもので、故障・不具合も抱えているかもしれません。このタイミングは、買い替えを含めた検討をする時期かもしれませんね。

パソコンのスペックが十分ならば製品アップデート

パソコン自体はまだ問題なく動作し、日常利用されるうえでパソコンの仕様・スペックが十分であるならば、Windows製品を次世代のものに入れ替える選択があります。Microsoft社からWindowsがどのようなパソコン上であれば利用できるかシステム要件が公開されていますので、お手持ちのパソコンが適合するかどうかについてはそちらを参考にされてください。

Windows11の最小システム要件を抜粋しますと、下記の要件となります。

【最小システム要件】
CPU:1GHz以上、2コア以上の64ビット互換プロセッサ
メモリ:4GB
ストレージ:64GB以上の記憶装置(HDDやSSD)
ファームウェア:UEFIセキュアブート対応
グラフィックカード:DirectX12以上(WDDM2.0ドライバー)

(Windowsのシステム要件は下記を参照してください)
Windows 11 の仕様とシステム要件 | Microsoft
Windows 10 のシステム要件と仕様を確認する | Microsoft

パソコンのスペックが不足であれば、増強または買い替え

パソコンが自作パソコンであったり、デスクトップ型パソコンで部品単位で増強ができる状況であれば、このタイミングで構成部品の見直しをすることで、ハードウェアは使い続けることができるかもしれません。

一方、パソコン仕様がもう旧世代で部品の増強もできない状況であれば、買い替えを視野にいれることになるかと思います。別の記事で、2025年お勧めのパソコンをまとめましたので、パソコンをお探しであればそちらもご覧ください。

他にも、Winows11搭載のメーカーパソコンですと、以下のようなものが価格も抑えてあり人気です。ウェブブラウジングや簡単な文書作成がメインの使い方であれば、これくらいのスペックでもまったく問題ないでしょう。

HP 15


CPUAMD Ryzen 5
メモリ16GB
ストレージ512GB SSD
ディスプレイ15.6インチ、フルHD(1930×1080)
重量1.63kg
その他Windows 11 Home
Microsoft Office ※選択可能
Webカメラ搭載

Dell Inspiron 15


CPUAMD Ryzen 5 or AMD Ryzen 7 ※選択可能
メモリ8GB or 16GB ※選択可能
ストレージ512GB SSD
ディスプレイ15.6インチ、フルHD(1930×1080)
重量1.63kg
その他Windows 11 Home
Microsoft Office ※選択可能
Webカメラ搭載

富士通 FMV Lite WA1/J2


CPUIntel Core i5
メモリ16GB
ストレージ512GB SSD
ディスプレイ15.6インチ、フルHD(1930×1080)
重量1.7kg
その他Windows 11 Home
Microsoft Office
Webカメラ搭載

最後までお読みいただきありがとうございました。当ブログは日常のICTの困りごとを解決するためのノウハウを発信しているサイトです。トップページもご覧ください。

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