インターネットに接続してパソコンを使っていると、いつウィルスに感染するかわかりません。もし不審なメッセージが表示されたときは、慌ててパソコンの電源を落とすなどせずに、以下の対処を実施してみてください。
インターネット接続を遮断する
インターネットから次の攻撃データが送られてきたり、情報を抜き取られるのを防ぐために、まずはパソコンをインターネットから切り離しましょう。Wi-Fi接続でインターネットを利用している場合は、パソコン上でWi-FiをOFFにしてください。有線LANでインターネット接続している場合は、LANケーブルを抜きましょう。
感染を疑わせる情報を記録する
画面に表示されるメッセージや、音、パソコンの動作のおかしさなど、感染を疑わせる挙動があると思います。原因を調査するために、それらの情報をパソコンとは別のところで記録しておいてください。メッセージが出る、エラーコードが出るなどの場合は、なるべく正確に記録してください。
なお、画面に出てくるメッセージに記載されたURLなどはクリックしないように注意してください。
あとは、直前にパソコンで実施した作業や、何か心当たりある内容も思い出して、一緒に記録するようにしましょう。
アンチウィルスソフトでスキャンする
パソコンにはアンチウィルスソフト(ウィルス対策ソフト)がインストールされていることと思います。そのソフトで、パソコンの記憶領域すべてをウィルススキャン(完全スキャン)してください。
ウィルス対策ソフトの導入は、個人で実施できるセキュリティ対策で最も重要なものです。パソコンには必ず何かしらの対策ソフトがインストールされている状態にしましょう。
こういった際に、ソフトに含まれているウィルス定義ファイルは最新状態であるべきなので、セキュリティ更新・ウィルス定義更新は普段から実施するようにしてください。
Windows10またはWindows11をお使いであれば、Microsoft Defenderをお使いになれるはずです。
原因をインターネットで調査する
ウィルススキャンにはそれなりに時間を要しますので、その間に先ほど記録した情報をもとに、インターネットで検索したり、詳しい知人に相談したりしましょう。おそらく同じような疑わしメッセージが表示されたなどして、先人の対処内容が見つかるかと思います。
原因に対して対処する
ここからは、ウィルス対策ソフトの実行結果や、原因調査結果によってやることが変わってきます。
もしウィルス対策ソフトで不審なアプリやファイルを隔離・削除できたり、調査結果どおりに原因を除去できたならば、また普段通りにパソコンを使用できるでしょう。
もしウィルスをうまく除去できなかったのであれば、システムを感染する前の状態に復元することを検討しましょう。各パソコンメーカーや、Microsoftのページに手順が説明されていますので、そちらを参考にしてください。
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