Googleが開発したAIツール「NotebookLM」は、次世代のノート作成・情報整理ツールです。ユーザー独自の資料をアップロードして学習させることができ、それをもとに情報整理、要約などできます。従来のノートアプリとは一線を画し、AIの力で情報の整理・活用を革新します。
NotebookLMとは?
NotebookLMは、Googleが開発したAIノートツールで、ユーザーがアップロードしたPDF、テキスト、ウェブリンクなどの資料をもとに、要約や質問応答を行います。
最大50個(無料版の場合)のソースを一つのノートブックに追加でき、AIはその内容を理解し、関連する情報を提供します。
また、AIが生成した音声による要約(Audio Overview)を作成する機能も搭載されており、資料の内容を音声で確認することができます。この機能については、これまで日本語にすることができなかったのですが、2025年4月に日本語対応したことで、本格的に使えるようになりました。
NotebookLMの活用事例
膨大な資料の整理に
たとえば研究者の方など、膨大な論文や資料を効率的に整理・活用するためにNotebookLMを利用できます。論文をアップロードし、AIに要約や比較分析を依頼することで、研究の効率化が図れます。
また、講義の音声をアップロードすれば、要点をまとめたノートが作成できます。
普段のビジネスで
日々行われる会議の資料や議事録をNotebookLMにアップロードし、AIに要点を抽出させることで、情報の整理や意思決定の迅速化を実現しています。
議事録を手で作らなくとも、音声ファイルを読み込ませて議事録を作成させることもできます。
動画の閲覧で
その動画を見るべきかどうか、URLを入力すれば、動画の内容を要約してくれますので、それをもとに判断ができます。
NotebookLMの始め方
Googleアカウントでログイン
ブラウザでNotebookLMの公式サイトにアクセスし、Googleアカウントでログインします。
新しいノートブックを作成
画面にある「+ ノートブックを新規作成」ボタンをクリックし、ノートブックに分かりやすい名前を付けます。

資料(ソース)を追加

画面は3つのエリアに分割されています。
左のエリアで、分析したい資料を追加します。Googleドライブ、PDF、テキストファイル、コピーしたテキスト、WebサイトのURLなどが利用可能です。ドラッグ&ドロップでも簡単に追加できます。
AIと対話スタート
資料がアップロードされると、AIが自動で要約や質問例を提示してくれます。
画面中央エリアの下部の入力ボックスから、資料について自由に質問したり、ノート作成を指示したりしてみましょう。回答は右側エリアに「メモ」として保存できます。
音声による要約も、右側エリアにて実施できます。
注意点と今後の展望
NotebookLMは非常に強力なツールですが、いくつかの注意点もあります。本ツールに限りませんが、AIが生成する情報の正確性や信頼性については、ユーザー自身が確認する必要があります。
ただし、自身がアップロードした情報がもとになっており、情報の出所に信ぴょう性があるため、インターネット一般を学習するAIよりもずっと安心感は高まりますね。
まとめ
GoogleのAIツール「NotebookLM」は、情報整理や活用の新しいアプローチを提供します。
研究者、ビジネスパーソンはじめ、さまざまなユーザーがその可能性を活用しはじめています。今後の機能の進展やAI技術の進化により、さらに多くの人々がこのツールの恩恵を受けることができるでしょう。
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