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Office2016/2019は今年サポート終了!Microsoft Officeライフサイクル

support期限 Office

日常的に使用されるMicrosoft Office製品。文書作成や表計算、プレゼンテーションなど、ビジネスから家庭まで幅広い用途で活躍しています。

どんなソフトウェアにも「サポート期間」が存在し、一定の期間を過ぎるとセキュリティ更新や技術サポートが終了します。これを「ライフサイクル」と呼びます。

Microsoft Officeのライフサイクルポリシー

Microsoftは、各Office製品に対して「メインストリームサポート」と「延長サポート」の2つのサポートフェーズを設けています。

両方をあわせれば、Office製品は発売から約10年間のサポートを受けることができます。

メインストリームサポート

  • 期間:製品発売から約5年間
  • 内容:新機能の追加、バグ修正、セキュリティ更新、無料サポートなど

延長サポート

  • 期間:メインストリームサポート終了後の約5年間
  • 内容:セキュリティ更新のみ提供(新機能の追加やバグ修正は行われない)

現在のOffice製品サポート状況と今後の予定

以下は、主要なOffice製品のサポート終了日とその影響です。

製品と
バージョン
サポート開始日サポート終了日延長サポート
終了日
Microsoft 365なし
(常に最新に更新)
Office 20242024年10月1日2029年10月9日
Office 20212021年10月5日2026年10月13日※ESU提供
Office 20192018年9月24日2023年10月10日2025年10月14日
Office 20162015年9月22日2020年10月13日2025年10月14日

サポート終了後のリスクと影響

サポートが終了したOffice製品を使用し続けると、以下のようなリスクがあります。これらのリスクを避けるためにも、サポート終了前に適切な対応が必要です。

  • セキュリティリスク:新たな脆弱性が発見されても修正されないため、ウイルスやマルウェアの感染リスクが高まります。
  • 互換性の問題:最新のオペレーティングシステムや他のソフトウェアとの互換性が低下し、正常に動作しない可能性があります。
  • コンプライアンス違反:業界の規制や法令により、サポートが終了したソフトウェアの使用が禁止される場合があります。

移行方法とおすすめの選択肢

サポート終了に備えて、以下の移行方法があります。

Microsoft 365への移行

  • 特徴:サブスクリプション型サービスで、常に最新の機能やセキュリティ更新が提供されます。
  • メリット:PC以外にタブレットやスマホなど複数のデバイスで利用可能、クラウドストレージ(OneDrive)との連携、チームでの共同作業が容易など。ライフサイクルによらず、常に最新の状態が提供される。
  • 料金:月額または年額の費用が発生します。

これらの有料プランを選択すると、より多くのデータを保存することができ、さらにオンラインオフィスアプリを活用することが可能です。



Office 2024への移行

  • 特徴:一度の購入で永続的に使用可能なライセンスです。
  • メリット:買い切り型なので、それ以後は追加費用が不要、インターネット接続なしでも使用可能。
  • 注意点:PC(Windows10/Widows11/Mac)での利用に限られる。またライフサイクルによるサポート終了期限があります。

他のオフィスソフトへの移行

  • :Google Workspaceなど
  • メリット:無料で使用できるものもあり、コスト削減が可能。
  • デメリット:Microsoft Officeとの互換性に問題がある場合があり、慣れるまでの学習コストがかかることがあります。

まとめ

Microsoft Officeのライフサイクルポリシーを理解し、サポート終了前に適切な移行を行うことは、セキュリティや業務効率を維持するために非常に重要です。特に、Office 2016やOffice 2019を使用している方は、早めの対応を検討しましょう。

移行方法としては、Microsoft 365へのサブスクリプション型サービスへの移行が最も柔軟で将来的なリスクを低減できます。しかし、コストや使用環境に応じて、Office 2024や他のオフィスソフトへの移行も選択肢として考えられます。

自分の使用状況やニーズに最適な選択肢を検討し、計画的に移行を進めていきましょう。

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