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怪しいメールが届いた?不用意に触らないこと!標的型攻撃に注意!

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インターネットやメールの普及に伴い、私たちの生活や仕事はより便利になりました。しかし、その便利さを悪用したサイバー攻撃が増えていることも事実です。その中でも特に注意が必要なのが「標的型攻撃」と呼ばれる手法です。標的型攻撃は、無差別な攻撃ではなく、特定の個人や組織を狙った高度な攻撃方法です。この攻撃に対して、私たちはどのように備えればよいのでしょうか?

本記事では、標的型攻撃とは何か、どのようにして攻撃者が私たちを狙い、どんな手段を使ってくるのかを詳しく解説します。そして、標的型攻撃の被害を避けるために、特に注意すべきポイントについてもお伝えします。

標的型攻撃とは?

標的型攻撃とは、特定の人物や組織をターゲットにして行われるサイバー攻撃のことです。攻撃者は、ターゲットを綿密に調査し、その人物や組織に合わせた手法を使って攻撃を仕掛けます。無差別に広範囲に行われるサイバー攻撃とは異なり、標的型攻撃は一部の特定のターゲットに向けて行われ、その巧妙さや手口が特徴です。

この攻撃の特徴的な点は、攻撃者がターゲットに関する個別的な情報を使って仕掛けるため、見分けるのが難しいという点です。標的型攻撃は、社会工学的手法(人間の心理を利用した攻撃)や、より高度な技術を駆使して行われています。

攻撃の内容・種類

スピアフィッシング(標的型メール攻撃)

スピアフィッシングは、フィッシング攻撃の一種ですが、特定のターゲットに対して非常に精巧に作られた攻撃です。攻撃者は、ターゲットに関する情報を徹底的に調べ、その情報をもとにしてターゲットが信じやすい内容を盛り込んだメールを送ります。

例えば、ターゲットが普段使っているサービスや業務の内容に関連したメールを送り、受け取った相手が疑うことなくクリックしたり、情報を入力したりするように仕向けます。

フィッシング攻撃は、攻撃者が信頼できる人物や企業になりすまして、ターゲットに偽のメールを送る手口で、情報を盗み出す手法です。メールなどでリンクをクリックするように誘導されたり、個人情報を入力させたりする内容が含まれています。例えば、銀行やクレジットカード会社からの「セキュリティ確認」や「アカウントの異常」を理由に、ログイン情報を入力させることがあります。

メールを糸口に、メールに添付されたファイルを開かせることによって、マルウェアを感染させることもよくあります。マルウェアは、コンピュータやスマートフォンに感染し、機密情報を盗んだり、システムを乗っ取ったりする悪意のあるソフトウェアです。この標的型攻撃では、攻撃者がターゲットに合わせたマルウェアを送り、ターゲットのデバイスに感染させることを目的としています。

また、あるサービスの公式のウェブサイトに似せた偽のウェブサイトを作成し、そのURLに誘導するケースもあります。ターゲットはその偽サイトにアクセスし、ログイン情報やクレジットカード番号などの個人情報を入力してしまうことがあります。この情報は攻撃者によって盗まれ、不正に利用される可能性があります。

標的型攻撃は危険度が高い

標的型攻撃が他の攻撃方法と比べて特に危険な点は、ターゲットに合わせた非常に巧妙な手口を使われることで、罠にはまってしまいやすいことです。例えば、攻撃者はターゲットが普段やり取りする人々や、業務の内容に関する情報を収集し、それを基に攻撃を仕掛けます。これにより、標的型攻撃は一見信ぴょう性が高い内容に見え、ターゲットがそれを疑うことなく操作してしまう可能性が高くなります。

また、攻撃が一度成功すると、攻撃者はターゲットの情報やネットワークにアクセスすることができるため、そこを起点として、大きな被害をもたらす2次攻撃に移ることもあります。これによって企業の機密情報や顧客情報が漏洩したり、企業のシステム・業務が停止してしまったりすることがあります。

標的型攻撃の被害にあわないために

標的型攻撃の被害を避けるために、最も重要なのは「不用意にメールに添付されたリンクやファイルをクリックしないこと」です。以下のポイントを守ることで、標的型攻撃のリスクを大きく減らすことができます。

知らない送信者からのメールには注意する

身に覚えのない送信者からのメールは、まず疑ってかかりましょう。例えば、あなたが普段取引していない企業から「アカウントの異常があります」といった内容のメールが届いた場合、そのメールはフィッシング攻撃の可能性があります。

名前は知っている名前でも、メールアドレスがおかしいという場合もあります。違和感を感じたら、よく確認しましょう。

メールに添付されたリンクをクリックする前に確認する

リンクをクリックする前に、そのURLをよく確認しましょう。公式サイトのURLと似ているが微妙に異なる場合や、予期しないドメイン名が含まれている場合、そのリンクは危険です。

メールにファイルが添付されている場合も同様です。クリックする前に、ファイル名を目視確認する他、添付ファイルが実行形式のものであったりzipであったりする場合は、特に注意しましょう。

メールの内容に不審な点がないか確認する

メールの内容が不自然だったり、急かされたりする場合も危険です。例えば、急に「今すぐ確認してください」といった文面や、重要なセキュリティ情報を急いで更新させる内容が含まれている場合、警戒が必要です。

公式のサポートに直接連絡する

企業を名乗る送信者から不審なメールを受け取った場合、そのメールに記載された連絡先を使わず、公式ウェブサイトに記載されている連絡先を通じて企業やサービスに確認をしましょう。

IPA作成の以下の資料には、見分け方のポイントが示されていますので、あわせてご確認ください。

まとめ

標的型攻撃は、特定のターゲットを狙った巧妙なサイバー攻撃です。攻撃者はターゲットに関する情報を徹底的に収集し、それを基に一見、信ぴょう性が高く見える内容で攻撃を仕掛けます。

重要なのは、身に覚えのないメールに不用意に反応せず、リンクをクリックしたり、添付されたファイルを開いたりしないことです。サイバーセキュリティに対する意識を高め、慎重に行動することで、標的型攻撃のリスクを減らすことができます。

私たち一人一人が注意を払い、サイバー攻撃から自分自身を守ることが大切です。もし、不審なメールを受け取った場合は、冷静に対処し、被害を防ぎましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。当ブログは日常のICTの困りごとを解決するためのノウハウを発信しているサイトです。トップページもご覧ください。

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